政策と実績

障がいのある子もない子も一緒に遊べるインクルーシブ公園の整備

着手 令和4年7月
政策 つくば市内に障がいのある子もない子も一緒に遊べるインクルーシブ公園を整備する
実績 議会での働きかけの結果、筑波北部公園をインクルーシブ公園として再整備する方針が市から示され、令和6年度から、市民意見を伺うためのワークショップを開催するともに、設計業務などの作業が進められることになった。
※関連政策:障がいのある子もない子も一緒に遊べるインクルーシブ遊具を市営公園に設置し、その情報を市HPで公開する

これまでの経緯

  • 令和4年5月
    健常児と障がい児の2人のお子さんがいらっしゃる方から、「健常児の上の子を公園で遊ばせているときに、障がいのある下の子は遊べる遊具がなく、ずっと車いすに座って様子を眺めているだけになってしまっている」とのご相談を受けた。

    この当時、つくば市の市営公園にはインクルーシブ遊具(障がいのある子もない子も一緒に遊べる遊具)が一つも無かったため、関連政策において遊具導入とその情報の公開を進めることとしたが、それと同時に、将来的にインクルーシブ遊具の集まるインクルーシブ公園が市内に出来れば良いなと考えるようになった。

  • 令和4年7月
    先進事例として、都立砧公園内にあるみんなのひろばを視察(詳細はこちら
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  • 令和5年2月
    先進事例として、としまキッズパーク及び品川区立大井坂下公園を視察(詳細はこちら
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  • 令和5年3月
    つくば市議会の一般質問にて、上記の先進事例を紹介したうえで、以下のとおりインクルーシブ公園の必要性を訴えた。
    今回視察した3つの公園は、いずれも複数のインクルーシブ遊具が設置されており、障がいのある子もない子も一緒の空間で楽しめるよう工夫が凝らされていました。既存の公園の遊具を1つずつインクルーシブ遊具に置き換えていくということも大切なことではありますが、この3つの事例のような複数のインクルーシブ遊具が集まったインクルーシブ公園というのは、その街における多様性の尊重のシンボルになり得ると感じました。

    つくば市でもこのようなインクルーシブ公園を造ることができれば、つくば市が掲げる誰1人取り残さないというSDGsの精神をまさに体現する場所になるでしょうし、そこを利用する子供たちにとっても、貴重な育ちの場になると思います。


  • 令和6年3月
    つくば市議会の一般質問にて、インクルーシブ公園の整備に関して、以下の答弁を得た。
    今後、筑波北部公園は、駐車場及びトイレの改修を含め、体に障害のある人だけでなく訪れる誰もが一緒に楽しく快適に過ごせる居場所の創出を目的に、インクルーシブ公園として再整備する予定です。
    整備に当たっては、令和6年度から、利用者や地域の皆様から多くの御意見を伺うため、ワークショップを開催するともに、設計業務などの作業を進めていきます。

    そこで、インクルーシブ公園を整備する際のポイントがまとめられた「だれもが遊べる児童遊具広場」整備のガイドライン(東京都建設局)を紹介するとともに、ワークショップ開催にあたっては、つくば特別支援学校や障がい児通所支援事業所等で案内チラシを配布してもらうなどして障がい児の保護者の方々に周知すること、およびワークショップに参加できない方のためにオンラインで気軽に意見を投稿できるようなアンケートフォームを作成することを提案したところ、以下の答弁を得た。

    インクルーシブ公園への再整備に当たっては、多くの御意見を伺うことが重要であると考えていることから、より多くの御意見を集めるため、御提案いただきましたチラシ配布、ワークショップに参加できない方に対する意見集約のオンラインフォームの作成も含め、様々な方法を検討していきたいと考えています。

  • 令和6年3月~
    インクルーシブ公園の整備に関して、つくば市公園・施設課と月1ペースでのミーティングを開始

  • 令和6年9月
    先進事例として、笠間市にある笠間中央公園を視察(詳細はこちら
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