政策と実績

公立保育所でのお昼寝用布団持ち帰りの負担軽減

着手 令和2年12月
課題 当時、つくば市内のすべての市立保育所において、保護者はお昼寝用布団一式を毎週末持ち帰りメンテナンスする必要があった
政策 つくば市内のすべての市立保育所において、保護者の毎週末の布団持ち帰りの負担を軽減する。
実績
  • 吾妻保育所の保護者会役員の方とともに、お昼寝用布団持ち帰りの負担軽減策を検討。同所にて、令和3年4月~保護者会事業として、天日干し不要な素材で作られたお昼寝マットを保護者が任意で購入・利用する場合は毎週末のマット本体の持ち帰りを不要とする取組が開始。
    お昼寝マット.jpg

  • 北条保育所の保護者会役員の方をサポートし、同所にて、令和4年4月~吾妻保育所と同様の取組が開始。

  • 他の公立保育所においてもお昼寝用布団持ち帰りの負担を軽減すべく、3度にわたり議会で働きかけたところ、保護者が、東洋紡社製の素材であるブレスエアーを使ったお昼寝用マットを用意した場合には、令和8年4月から持ち帰り不要とするとの答弁を得ました!


これまでの経緯

  • 令和2年7月
    東京都千代田区からつくば市にUターン移住したところ、つくば市の公立保育所ではお昼寝用布団を毎週末自宅に持ち帰ってメンテナンスしなければならないことに大きなショックを受けた。
    (このような公立保育所の制度への疑問をきっかけに選挙出馬を決意。)

  • 令和2年10月
    「公立保育所の制度改革」をマニフェストの一つに掲げ、つくば市議会議員に当選。

  • 令和2年12月~令和3年3月
    吾妻保育所の保護者会役員の方とともに、お昼寝用布団持ち帰りの負担軽減策を検討。保育所長やつくば市幼児保育課との交渉、保護者アンケート等の書類作成のサポートを行った。

  • 令和3年4月
    吾妻保育所にて、保護者会事業として、天日干し不要な素材で作られたお昼寝マットを保護者が任意で購入・利用する場合は毎週末のマット本体の持ち帰りを不要とする取組が開始。
    (取組の詳細はこちらを参照。)

  • 令和3年8月~令和4年1月
    北条保育所の保護者会役員の方から問い合わせがあり、お昼寝用布団持ち帰りの負担軽減に向けて書類作成等をサポート

  • 令和4年4月
    北条保育所にて、吾妻保育所と同様の取組が開始。

  • 令和5年6月
    吾妻保育所・北条保育所以外の全ての公立保育所の保護者会会長宛に、「お昼寝用布団の持ち帰りの負担軽減について」というタイトルの文書を送付し、お昼寝マット導入事例を紹介。

    保護者会長への手紙.jpg

  • 令和6年4月
    保護者会役員の代替わりのタイミングで、吾妻保育所・北条保育所以外の全ての公立保育所の保護者会会長宛に、再度「お昼寝用布団の持ち帰りの負担軽減について」というタイトルの文書データを送付し、最新の利用状況を盛り込んだお昼寝マット導入事例を紹介。

    ※令和3年度以降、以下のとおり、複数の保育所の保護者会役員の方から問い合わせがあったが、いまだ導入には至っていない。

    • 手代木南保育所
    • 上横場保育所
    • 並木保育所
    • 杉の子保育園 ※私立

  • 令和6年6月
    問い合わせをいただいた保護者会役員の方から、「保護者会主導での導入は大変なので市で主導してほしい」との声が上がったことから、つくば市議会の一般質問にて、市主導によるお昼寝用布団持ち帰りの負担軽減策の検討を求めたところ、以下の答弁を得た。
    まず保護者会主導でマットを導入した吾妻・北条両保育所について保育士へのヒアリングを行い、メリット・デメリット等の調査研究を行います。そのうえで市が主導的に対応できるかについて検討を行います。

    検討のスケジュールについては、(午睡用布団持ち帰りの負担軽減について、市が主導的に対応できるかどうかを)今年度中に判断し、市が主導的に対応できると判断した場合は来年度に体制構築、保護者への周知等を行い、令和8年4月からの導入を目指します。


  • 令和7年3月
    つくば市議会の予算決算員会福祉保健分科会にて、公立保育所でのお昼寝用布団持ち帰りの負担軽減についての検討状況を質問したところ、以下の答弁を得た。
    お昼寝用布団持ち帰りの負担軽減についての検討状況ですが、検討の結果、市が主導的に対応できると判断しました。
    令和8年4月の導入を目標に、現在どのような負担軽減策が望ましいかの調査検討を行っているところです。

  • 令和7年9月
    つくば市議会の予算決算委員会福祉保健分科会にて、公立保育所でのお昼寝用布団持ち帰りの負担軽減についての検討状況を質問したところ、以下の答弁を得た。
    調査検討を行った結果、保護者負担と衛生面を考慮し、保護者がお昼寝用マットを用意した場合について、令和8年4月から持ち帰り不要とすることにしました。
    現在、各保育所において、運用ルールの検討を行っており、決定次第保護者通知を行う予定です。

    Q)保護者会主導でお昼寝用マットが導入された吾妻保育所では、年1回は持ち帰って洗うというルールにしているが、今回の市が考える持ち帰り不要については、まったく持ち帰らないものなのか、年1回は持ち帰るような運用なのか、どのように考えているのか?

    吾妻保育所をモデルにし、おそらく年1回持ち帰ることを基本に、そのほか適宜、持ち帰ってもらうというルールになるかと思います。

    Q)令和8年4月に新たに入所される児童の保護者については、どのように周知する予定か?

    施設見学に来た保護者に対して、持ち帰り不要となることを事前に伝えていきます。また、保育所の入所の前には必ず事前面談があるので、その際、重要事項説明において周知していきます。

    Q)どのようなマットなら持ち帰り不要になるのか?

    昼寝用マットについては、様々な素材の商品が発売されており、素材によっては品質のばらつきや衛生面に懸念があることから、今回は既に吾妻保育所及び北条保育所において運用実績のある、東洋紡社製の素材であるブレスエアーを使ったマットであれば持ち帰り不要と考えている。

    Q)登園時に必要な持ち物等が記載された冊子の中に、東洋紡社製の素材であるブレスエアーを使ったマットであれば毎週末の持ち帰り不要になると記載されるということか?

    その方向で検討しています。

    Q)運用開始は令和8年4月1日からでよいか?

    令和8年4月1日からを予定しています。