お知らせ・トピックス
つくば市桜学校給食センターの内覧会に参加しました
2025年2月12日に、つくば市桜学校給食センターの内覧会に参加しました。
撮影した内部の写真等をこちらでシェアさせていただきます!
※写真はクリックすると拡大表示されます。
外観
・階数:地上2階建て
・建物高さ:11.4m
・軒高:9.84m
・建物面積:3,350.09㎡
・延べ面積:3,948.5㎡
外観の色は市の花であるホシザキユキノシタの色を抽出して構成。
それぞれの色は給食センターの機能を表しており、外からでもセンターの工程が見て分かるようになっています。
模型で全体像を見るとこんな感じです。
1階
施設平面図
全体模型
作業区域ごとに床を色分けしています。
・緑色:汚染作業区域(食材搬入・下処理・食器洗浄)
・ピンク色:非汚染作業区域(加熱前)(上処理・煮炊き焼き物調理)
・水色:非汚染作業区域(加熱後)(調理後の給食食缶・配送スペース)
・オレンジ色:非汚染作業区域(アレルギー)(特別食の調理)
米庫
1200kgのお米を保管できる巨大な米庫です。
1日あたり約560kgのお米を炊くので、大体2日分くらいの量とのことです。
洗米室
ここでお米を洗います。
炊飯室
↑洗ったお米が透明なパイプを通って炊飯室に運び込まれます。
↑お米は、この長い筒状の機械の中を運ばれながら炊飯されます。
↑炊いたお米を蒸らす機械です。
↑蒸らした後のお米をほぐして食缶に入れるための機械です。
桜学校給食センターで炊いたご飯は、保温性の高い食缶に入れて学校に運ばれます。
各クラスで食缶から食器にご飯をよそうため、温かいご飯が食べられるそうです。
野菜下処理室
搬入された野菜を洗うための場所です。
シンクに水をはり、手前のシンクから奥のシンクまで、4度洗います。
最初は泥などがついている野菜も、最後のシンクに到達する頃にはきれいになっているとのことです。
水栓のオンオフは、手元ではなく足元のペダルで操作します。
手元でのオンオフ作業をなくすことで、手元のレバー等を介して雑菌などが混入することを防ぐための仕組みです。
上処理室
野菜下処理室で洗った野菜を、上処理室でカットします。
↑さいの目切りが自動でできる機械です。
↑輪切り・千切り・笹切り・おろしなどが自動でできる機械です。
使用していない台車はこのように重ねることができます。
省スペースの工夫です。
加熱調理室
上処理室でカットした野菜でサラダを作るための部屋です。
給食では生の野菜は出せないため、ここで加熱調理します。
加熱調理した後は、この冷蔵庫で一気に冷やします。
和え物室
加熱調理した野菜をツナなどと和えるための部屋です。
↑この大きな容器の中で和えていきます。
出来た和え物は、大きな冷蔵庫で保管します。
肉魚検収室
搬入された肉魚をこの部屋で検収します。
大きな量りが置いてありました。
肉魚はこの大きな冷蔵庫で保管します。
焼物・揚物・蒸物室
↑コロッケなどの揚物を一度に大量に揚げることができる機械です。
↑ハンバーグなどを一度に大量に焼くことができる機械です。
↑スチームオーブン。蒸す・焼くができる便利な機械です。
煮炊調理室
煮炊きするための部屋です。
↑この巨大な釜で調理します。
通路には搬送用の大きな台車が置いてありました。
配送・回収
出来上がった給食は、ここから各学校に配送されます。
食べ終わった後の食器・食缶等は、ここで回収されます。
配送場所と回収場所はしっかり分けられています。
洗浄室
食べ終わった後の食器・食缶等を洗浄するための部屋です。
↑食器・食缶等を運ぶ大きなコンテナを丸ごと洗浄するための機械です。
↑食器等を洗浄するための機械です。
↑食缶等を洗浄するための機械です。
残飯は手前にあるシンクのディスポーザーに流します。
流れた残飯は床下のパイプを通って生ごみ処理施設に運ばれます。
生ごみ処理施設
厨芥処理室です。
運ばれてきた残飯を、ここで細かく粉砕して脱水することで、生ごみの量を3分の1~5分の1程度に減量することができます。
調理の過程で出る野菜くずなども合わせて、バクテリアによる分解を行う生ごみ処理機を用いて処分します。
2階
施設平面図
会議室兼見学スペース
会議室の側面がガラス張りになっており、1階の野菜下処理室・上処理室・煮炊調理室の様子を上から見学することができます。
廃熱利用・施設内発電(ガスコージェネレーションシステム)
ガスコージェネレーションシステムを導入し、施設内で電気を作り、同時に発生する廃熱を給湯・蒸気などに有効利用します。
電気は施設の照明などに利用します。
・廃熱回収量:約30,600kWh/年
・発電量:67,200kWh/年
停電時の電源としても利用します。
その他省エネの取組
太陽熱給湯システムによる省エネ
給食センターは湯の使用量が多いため、太陽熱給湯システム用パネル36枚を屋上面に設置して給湯設備の省エネを図っています。
食器・食缶の洗浄に必要な給湯熱量に対し、約90%に相当する熱量を作り出すことが可能です。
省エネ機器の導入(節水機能のある機器)
給食センターは調理や洗浄の過程で大量の水・湯を使うので、導入する機器(洗米器・洗浄機等)は節水・節湯機能を有する省エネ機器にしたそうです。
バリアフリー設備
多目的トイレ(1階)
・ユニバーサルシートあり
・オストメイト対応
多目的トイレ(2階)
・おむつ交換台あり
車いす用斜行型段差解消機
配布資料
概要
内覧会ルート