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【つくば市議会議員選挙2024】選挙への想い

本日、2期目への再選に向けて、つくば市議会議員選挙に立候補いたしました。

選挙運動期間である本日から10月26日までの間、私の選挙への想いをまとめた7つの記事を毎日1つずつ公開します。

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以下の記事タイトルをクリックすると、記事全文をお読みいただけます。


【1】なぜ2期目も立候補したのか
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2020年7月、私は家族とともに千代田区からUターン移住し、つくば市の公立保育所に息子達を通わせることになりました。

その際、使用済み紙おむつの持ち帰りや3歳児クラス以上の白飯持参など、千代田区の公立保育所に比べて保護者の負担が大きいことに衝撃を受けました。

「同じ公立保育所なのに、住んでいる場所によってこんなにも負担が違うのはおかしい。」

そう思った矢先、ちょうど3か月後に市議会議員選挙があると知り、公立保育所の制度を改善するため、ダメ元で選挙に挑戦することを決意。

結果として3位で当選することができ、この4年間、当初の目的であった公立保育所の制度改善の実現をはじめ、子育て支援を中心とした30以上の政策に誠心誠意取り組んできました。

日々の暮らしに直結した身近な問題について、市民の方々からのご相談をもとに、広く市全体の改善につながる政策を立案し、一つ一つ実現していく

そんな市議の仕事は、とてもクリエイティブで楽しく、非常にやり甲斐を感じています。

これまでに立案した政策については、公式サイトにて「実現」と「進行中」に分けて実績を詳しくご紹介していますが、このうち「進行中」の政策をあと4年かけて何としても実現したい。

そして、市民の皆さんからまた新たなご相談をいただき、それを市政改善につなげたい。

このような想いで2期目の立候補を決意いたしました。



【2】選挙運動期間中もごみ拾い
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私は、2020年7月にUターン移住してきてからずっと、日々の暮らしの中で街のごみ拾いを続けてきました。

1期目の選挙のときも、そして今回の選挙でも、街頭での活動は、普段のごみ拾いをタスキを付けて行うのみです。

今日は、その理由についてお話したいと思います。

4年前、1期目の選挙に出ようと決意したときに目の前に立ちはだかったのが、「選挙運動」というハードルでした。

「選挙運動」というと、すぐに頭に浮かぶのは街頭演説や選挙カーでの名前の連呼。

ですが、それまで私が一有権者としてそれらの活動をしている候補者を見たときに、その人に投票しようと思ったことが一度もなかったため、得票のために有益なのか非常に疑問に感じていました。

また、当時1歳・3歳の息子達を育てながら、弁護士とIT企業役員の仕事をしていましたので、朝から晩まで街宣活動を行うような余裕はなく、何より自分自身がそれらの選挙運動をやりたいと全く思えませんでした。

そのような中で、「小さな子どもを子育て中でも、仕事を続けながらでも、無理なくできるやり方で当選できる道を切り拓きたい」と思い、既存の選挙運動のイメージに囚われず、自分らしいやり方で選挙にチャレンジすることにしました。

具体的には、SNSやYouTube等ネットを中心に政策をPRし、街頭では息子の保育所送迎時などに普段から実施してきたごみ拾いをタスキを付けて行う、という選挙戦を展開し、候補者41人中3位で当選することができました。

そして選挙が終わった途端、一瞬にして街頭から政治家がいなくなりました。

その様子を見た時に、「これが政治不信の一因となっているのではないか」と強く感じました。

選挙の時にだけ特別なことをするのではなく、普段から街のために活動していることを選挙の時も続ける

そういう政治家こそ信頼に値すると思い、私はこの4年間、暑い日も寒い日も、ずっとごみ拾いを続けてきました。

「選挙運動期間中もごみ拾いを貫くことを通して、既存の選挙運動のあり方、そして政治家のあり方に一石を投じたい」

そのように思いながら、私は今日もごみを拾っています。


【3】後援会を作らない理由
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4年前に選挙に初挑戦した際、後援会を作らず、寄附も募らず、自分自身の力とお金で選挙に立ち向かおうと決めました。

選挙のときに他人の力やお金に頼ってしまうと、当選後に議員として自由に活動できなくなるリスクがあると考えたからです。

告示日に行うポスター貼りやビラの証紙貼りについては、一人ではできないため協力者を募りましたが、無償ボランティアではなく、法律上認められる範囲で謝礼(労務者報酬)をお支払いしました。

それは、貴重な時間を割いていただく以上対価を支払うべきと考えたからであるとともに、前述のリスクを回避するために重要なことであると考えたからです。

この4年間、議員として過ごしてみて、「どのような選挙をするかは、どのような議員でいられるかと直結している」と強く実感しています。

何のしがらみもなく、自分自身の信念に基づいて行動できるからこそ、議員の仕事がとても楽しいと感じられているのだと思います。

そんな議員で居続けられるように、私は今回も同じやり方で選挙に立ち向かっています。


【4】選挙ポスターに込めた想い
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私が政治家になる前、仕事や育児で時間に余裕がない中、投票する候補者を決めるときによく参考にしていたのは「選挙ポスター」でした。

ですが、ポスターに載っているのは、たいてい氏名・顔写真・キャッチフレーズ・所属政党くらいで、

「たったこれだけの情報じゃ選べない...」

そんな風に感じていました。

そのような経験から、誰に投票するかを選びづらいということが、投票率が低い原因の一つとなっているのではないか、と考えるようになりました。

そこで、今回選挙ポスターを制作するにあたり、選挙公報やウェブサイトを見る余裕がない方でも、ポスターから投票の参考になる情報を得られるようなものにしようと心に決めました。

そしてもう一つ。

選挙ポスターは市内全域にある約460か所の掲示板で市民の皆さんに情報を伝えられる、4年に1度の大チャンスです。

そこで、市民の皆さんからお声を伺うために、私が議員として力を入れてきた「つくば子育て目安箱」と「ごみ拾い交流会」の取組についても盛り込み、2期目に向けてさらに沢山の市民の方々とつながり、ご相談が集まるようにしたいと考えました。

さらに、ポスターの末尾には、「選挙カーなし・後援会なし・選挙事務所なし、子育て中でも無理なくできる活動で当選を目指します」という言葉を入れました。

このようなやり方でも当選できることを広く伝えることができれば、きっと4年後のつくば市議会議員選挙では、小さなお子さんを子育て中の方をはじめ、市政への問題意識を持った多様な当事者が立候補しやすくなるはずだと考えたからです。

多様な当事者が議員となり、一人ひとりが本気で市政を変えていけば、つくば市は必ずやもっと住みやすい街になると確信しています。

長くなりましたが、以上のような想いを込めて、試行錯誤しながら作り上げたのがこのポスターです。

市内各地の掲示板で、ポスターを通して私の想いが市民の皆さんに届くことを祈っています。


【5】私がいま闘っている相手は...
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「小さな子どもを子育て中でも、仕事を続けながらでも、無理なくできるやり方で当選できる道を切り拓きたい」

「後に続く方々の希望の光になるような先例を作りたい」

4年前の選挙で、街頭演説なし・選挙カーなし・後援会なし、ネットを駆使した政策PRと街頭でのごみ拾いを中心とした新しい選挙手法にチャレンジしたときに、私が考えていたことです。

当選後、私の選挙手法をTV・新聞・雑誌など様々なメディアで取り上げていただいたことをきっかけに、全国から「自分も同じようなやり方で選挙に挑戦したいので、相談に乗ってほしい」との問い合わせが相次ぎました。

そこで2022年2月、新しい選挙スタイルで地方議員になることを目指す女性や若者向けの無料オンライン相談会「選挙チェンジチャレンジの会」を立ち上げました。

それ以降、月1ペースで相談会を開催し続け、これまでに100名以上を支援し、33名(うち女性24名)が地方議員に当選しました。

多様な当事者が、自分らしく無理なくできる選挙スタイルで当選し、議員として街を変えていける

そんな流れが、この日本において確実に生まれてきていると感じています。

この流れを途絶えさせないために、今回の選挙でも私らしいスタイルを貫いて再選し、また新たな希望の光を灯したい。

私がいま闘っている相手は、既存の選挙のあり方そのものなのです。


【6】政策と実績で選ばれる選挙へ
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現職議員として選挙に立候補するにあたり、私が最も力を入れたのが、「政策と実績」を公式サイトで詳細に公表するということです。

選挙になると、多くの候補者が自身の政策を声高に訴えますが、当選後にその政策の実現に向けていつ・何をしたのか、また、その結果として政策の進捗状況がどのようになっているのか、についてしっかりと見える化している議員は本当に少ないのではないかと思います。

議会で質問する度に、SNSやチラシ等で結果を報告している方はよくお見受けしますが、その一つ一つの結果を時系列でまとめて公式サイト等で公開しなければ、選挙のときに有権者がその方の実績を正確に把握するのは非常に困難です。

ただ政策を掲げるだけであれば誰にでもできます。

重要なのは、その政策を実現するために何をしたのかです。

街のために真に力を尽くしてきた候補者にしか、その実績を語ることはできません。

候補者が自身の政策だけでなく実績もしっかりと見える化し、有権者はそれを見て誰に投票するかを判断できる

実績のない候補者は淘汰され、熱意のある新人が議席を得る

そのような循環を生み出すことができれば、本来の仕事である政策の実現に注力する政治家が増え、政治に対する信頼を回復できるのではないかと考えています。


【7】「私に一票を」とは言いません
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法律の世界には、「権利の上に眠るものは保護に値せず」という有名な格言があります。

私は、選挙で投票できるようになった20歳の頃から今まで、選挙権を放棄したことがありません。

大袈裟だと思われるかもしれませんが、私は、選挙の度に、選挙権を獲得するために必死で闘ってくださった先人達の不屈の努力に思いを馳せながら、感謝の気持ちをもって票を投じてきました。

私達が今持っている一票の権利は、決して当たり前のものではありません。

46人の候補者の中から1人を選ぶことはとても大変だとは思いますが、どうか貴方の一票を大切に、私の政策や実績と他の候補者のそれを見比べ、貴方にとってベストな候補者に票を投じていただくことを、心から願っています。