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吾妻2丁目の封鎖通路、再び通行可能となるには?

吾妻4丁目方面からつくば駅方面にペデストリアンデッキで行く際に、吾妻公園へ抜ける通路が2018年頃から封鎖されています。

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※写真は2022年8月撮影

この通路は市のペデストリアンデッキの一部ではなく、国が所有する吾妻2丁目住宅90街区内に設置されていたもので、同住宅の廃止に伴いその敷地内にある通路も封鎖されました。


吾妻4丁目にお住まいの方から「通路を使えるようにならないか」とのご相談を受けて調べてみたところ、通路が使えるようになるには以下の条件が満たされる必要があると分かりました。

  1. 吾妻2丁目住宅90街区の土地が国から売却されること

  2. 売却地を購入した事業者が、土地の整備の際に通路を設置してくれること

まずは条件1について、国有地を管理する関東財務局(水戸財務事務所)に対し、2023年4月から定期的に売却予定を確認してまいりました。

ずっと「売却時期未定」との回答でしたが、2024年8月5日に問い合わせた際に、以下の通り売却時期について回答がありました。
(※詳細は、関東財務局HPを参照)

  • 公示日:令和6年9月上旬
  • 入札参加申込受付期間(予定):令和6年9月上旬から令和7年1月上旬まで
  • 入札及び開札日(予定):令和7年1月下旬
  • 契約:令和7年3月まで


次に、条件2ですが、今回の売却地についてつくば市が定めた地区計画のうち「区域の整備・開発及び保全の方針」には以下の記載があります。

区域内に歩行者専用道路4-4072号線(P)から都市計画公園3・3・408吾妻公園への通路又は歩道状空地を設置し、地域住民の駅への回遊性や利便性の向上に努める。

この地区計画は関東財務局HPの入札予定物件一覧にも掲載されており、事業者はこの内容を前提に入札に参加することになります。

吾妻公園へ抜ける通路の設置についてはあくまで努力義務であるため、法的な拘束力はありませんが、落札業者が確定しましたら、地区計画の内容を重く受け止めていただき、通路を設置いただけるよう働きかけを行いたいと考えています。


【追記】

2024年8月5日に関東財務局(水戸財務事務所)に問い合わせを行った時に、売却の手続きを進める際には、土地の状態を維持するために通路の封鎖を強化する旨の説明がありました。

同年9月25日に現場を確認したところ、以下の写真の通り封鎖方法がロープからワイヤーに変更されていました。

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本件のリサーチにあたり、衆議院議員の青山やまと氏にご協力いただきました。 心より感謝申し上げます。